季節の変わり目になると「咳が止まらない」「夜中に咳で目が覚める」という声をよく聞きます。実は、この時期の咳は単なる風邪ではなく、夏に冷えた身体が原因で経絡の流れが乱れていることが多いのです。東戸塚のうるおい鍼灸治療院では、経絡治療と奇穴「定喘」を活用し、咳や呼吸器の不調を改善する施術を行っています。
咳に効果的なツボ「定喘(ていぜん)」とは?
「定喘」は、咳や喘息に効果があるとされる「奇穴(きけつ)」のひとつです。奇穴とは、経絡上にはないものの、古代から現代までの臨床経験で特定の症状に有効とされてきたツボです。
定喘の場所は首の付け根、背中側にあります。セルフケアとしてお灸を行うことで、咳の改善が期待できます。
当院での施術例
最近、当院に「夜中に咳が出て眠れない」という患者様が来院されました。
経絡治療の後、定喘に台座灸を2壮行ったところ、最初は熱さを感じず、2回目でようやく温かさを感じられました。これは、身体がかなり冷えていた証拠です。
数日後、「咳が治まってきました!しばらく続けたいです」とのことで、セルフケア用に台座灸をお渡ししました。ご自宅では、ご家族に画像を見ながら貼ってもらう形で行っていただきます。(※やけどや火事には十分注意してください)

セルフケアのポイント
- ツボの位置を正確に把握すること
- 台座灸を使う場合は必ず安全に
- 定期的なメンテナンスは鍼灸院で行うこと
「次の通院まで間が空いてしまいそう…」という方には、簡単なセルフケアとしてお灸がおすすめです。
※お灸の話にも少し書かせていただいております→こちら
当院の治療方針:経絡治療+対処療法
当院では、まず「望聞問切」による診断で身体の状態(証)を確認し、経絡の流れを整える本治法を行います。その後、症状に応じて有効な個所(痛いところや具体的な症状)に置き鍼やお灸を施します。
※患者さんの症状によって異なります
- 経穴(けいけつ):経絡上にあるツボ
- 奇穴(きけつ):特定の症状に効果があるツボ(定喘など)
不具合個所へ有効な“ツボ”を探して、選んで、施術していくわけですが、その中には「奇穴(きけつ)」と呼ばれるものがあります。
経絡治療で使用する、ツボは「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、身体中を巡る経絡上に位置しています。経絡治療ではこの「経穴」を刺激する治療が中心です。
一方、「奇穴」は古代中国から現代まで、何千年にもわたり培われた鍼灸の治療により、「ある疾患に関して特別な効果があるようだ」と有効性が経験的に長い間引き継がれ、経絡上に位置しないものです。
冒頭にあげた、咳に効果のある「定喘(ていぜん)」も”奇穴”の代表的な1つです。
奇穴への施術だけでは改善しないの?
当院で行っている経絡治療では、ピンポイントで症状が出ている咳や部分的な痛みも、直接的にその箇所が悪いのではなく、全身の経絡の流れが乱れていることで症状が出てしまっていると考えています。
何度か治療を行い、徐々に体調が改善する・・・ということが多い鍼灸治療ですが、「今ある悩みを少しでも軽くしたい!」と思われるのは当然です。対処療法としての奇穴の活用はとても有効と思っています。患者様の症状を改善できる奇穴を選ぶことは鍼灸師としても重要な役割と考えています。
私は脈診で治療中に“流れが整ってきたな“と思えるのですが、患者様ご自身に「身体の不調な部分が楽になった」の実感が持ってもらえるような治療を行いたいと、日々試行錯誤しております。

経絡基本コースのご予約は→こちら


